意外と知らない?柔軟剤を入れる正しいタイミングとは
洗濯物の仕上がりが柔らかくなる柔軟剤。
乾いた後は、ほんのり匂いさわやかな香りとフワフワの感触についつい顔をうずめたくなってしまいます。
最近は色々な種類の柔軟剤がでていますが正しい使い方、出来ていますか?
私の家では今現在ドラム式洗濯機に変わり、どの洗剤をどこに投入するのかなど詳しく記載してあるので、とても分かりやすくなりましたが、以前の洗濯機はそういった記載がなく柔軟剤を入れるタイミングがわからなかったりしました。
実は洗濯機の種類や洗濯方法によって、入れるタイミングが違うのです!
これからのお洗濯で柔軟剤の効果を最大限に引き出すために、洗濯機の種類別に柔軟剤を入れるベストタイミングをご紹介していきます!
柔軟剤ってどんな効果があるの?
洗濯をするにあたり、多数の方が洗濯機に投入する柔軟剤。
ほとんどの方が、どんな効果があるのか聞いてみるとフワフワになると答えるのではないでしょうか。
いえいえ!
柔軟剤には、衣類がフワフワになり肌触りが良くなる以外にも沢山のメリットがあるんですよ!
柔軟剤の効果
① 衣類がフワフワになり肌触りが良くなる。
② 防臭効果、芳香効果が持続する。
③ 静電気防止効果がある。
④ アイロン仕上げの際すべりが良くなる。
⑤ セータ類等は毛玉・毛羽立ちを軽減させる。
なぜこのようなメリットがあるかというと、柔軟剤には汚れを落とす洗剤成分としての効果を発揮する界面活性剤と繊維の表面をコーティングするシリコン成分が組み合わさっています。
この2つが組み合わさると肌触りが良かったり、静電気防止効果があったりするのです!
柔軟剤を入れるタイミングはここだ!
洗濯機にも色々な種類がありますよね。
最近流行りのドラム式洗濯機は洗濯物の出し入れがとても楽ですし、縦型式洗濯機も安定の人気です。昔からある二層式洗濯機を使っているご家庭もあるかと思います。
全ての洗濯機が柔軟剤を同じように入れられるのかといったら、それは違います!
洗濯機の種類により柔軟剤を入れるタイミングは違うのです!
〜洗剤ケースが付いている洗濯機〜
近年販売されているドラム式洗濯機や縦型式洗濯機には、洗剤ケースという洗剤を投入するケースがついています。
我が家の洗濯機にも、洗剤ケースが付いているので確認してみました。
左側から順に
① 粉末洗剤 粉末漂白剤
② 液体洗剤 液体漂白剤
③ ソフト仕上材
と明記してありました!
ということで、お分かりの通り洗剤ケースが付いている洗濯機の柔軟剤を入れるタイミングは、洗剤と同様に洗濯機を回す前に専用のケースに投入です!
後は洗濯機がタイミングのよい時に、自動で柔軟剤を投入してくれます。
本当にそんな頭の良いことしてくれているのか見てみましたが、①から順番に水で洗剤を薄めて洗って、最後に③のソフト仕上材(柔軟剤)に水が流れ込むような仕組みになっていました!便利ですよね!
〜洗剤ケースが付いていない洗濯機〜
大変なのは洗剤ケースが付いていない二層式洗濯機など自分でタイミングを見計らって入れるタイプのものです。
全自動ではないので、いつ柔軟剤を入れるべきかを知っていないと使えないですよね。
面倒だからといって、洗濯機を回す前のタイミングで入れてしまうと、折角の柔軟剤効果がほぼなくなってしまいます!
基本的には、粉末洗剤や液体洗剤で洗った最後のすすぎ前がベストです!
ただ疑問に思いませんか?
最後のすすぎの前のタイミングまで、
「洗濯機の前で待ってなさい!」と言っているように感じませんか?笑
そんなこと無理ですよね。
「最後のすすぎですよ〜」って洗濯機が教えてくれるなら一番良いのですが。
そこで、二層式洗濯機で柔軟剤を使うコツとして、すすぎのタイミングを気にせず洗濯が出来る方法がありますので紹介しますね!
① まずはいつも通り洗剤を使い洗濯をしてください。
② 脱水まで完了したら、すすぎからおいそぎコースへ変更し、再度洗濯機オン!
③ 洗濯機の中に水が溜まってきたら、柔軟剤を投入してください!
④ 洗い上がったら洗濯完了です!
この方法で洗濯をすれば、いちいち洗濯機を見に行ったり待ったりする面倒くささがなくなりますし、好きな匂いの柔軟剤をちゃんとしたタイミングで使用することができますよ!
これなら時間を有効活用できますよね!
柔軟剤を使うときはこんな点に注意
柔軟剤を入れると良い点ばかりが見受けられますが、使用する際には注意しなければいけない点もいくつかあります!
① 柔軟剤に含まれる界面活性剤による肌への影響
界面活性剤という言葉、聞いたことありませんか?でもそれがどういうものか…までは知らない人も多いはず。界面活性剤を簡単に説明しますね!
界面とは物と物の境目という意味なのですが、例えば容器に油と水を入れたとします。
油と水を一生懸命かき混ぜるとどうなると思いますか?
特に変化なく油が水の上に浮かび二層に分かれたままの状態のはずです。
そこに台所用洗剤を入れて、かき混ぜるとどのような変化が起こるでしょう。
洗剤を入れると油と水が混ざり合って乳白色の液体に変化します。
この変化こそ普段は混ざり合うことのない物と物を混ざり合わせてくれる界面活性剤の働きなのです!
そんな働きをしてくれる界面活性剤。なぜ肌への影響があるか…なのですが、柔軟剤の性質上、洗った洗濯物に柔軟剤成分を残させないと効果がないため、人によって稀に肌トラブルの原因になる恐れのあるのです!
衣類に柔軟剤成分が残るということは、肌の弱い方や赤ちゃんは特に気をつけてほしいのです!
② 柔軟剤の容量を多く入れると衣類にダメージが!
吸水率が落ちてしまう!
匂いが良いからと、一回の目安にしている柔軟剤以上の量を使い続けると、また次に使う柔軟剤が余分に付着してしまい、結果的に吸水性が悪くなることがあります。また衣類の手触りがかわってしまうこともあります。
実際、何もわからず量を多めに使っていた時期に洗ったUNIQLOのシルキードライは、洗った直後も乾いた後も変なベタつき感があり、気持ち悪くて捨ててしまいました。笑
もしそのような衣類やタオルがあった場合は、しばらくの間柔軟剤は使わず洗剤のみで洗うと落ちますよ!
③ 柔軟剤入り洗剤に柔軟剤を使っていませんか?
色々な洗剤が売られていますが、あなたは何でその洗剤を使ってみようと決めましたか?香りが良いから?
それとも汚れが落ちそうな商品だから?
もし今使っている洗濯洗剤が、柔軟剤効果プラスのものだったら…。
柔軟剤を適量以上に毎回使っているということになりますよ!
まとめ
私自身、柔軟剤は自分の好きな香りで楽しみたいので、柔軟剤入り洗剤は使いません!
衣類に無駄なダメージをさせてしまいますし。
なので、洗濯洗剤は、液体洗剤プラス色柄物にも使える漂白剤配合のものを使っています。
以前までは洗剤をいれて洗えばキレイになるとしか思っていませんでしたが、洗剤や柔軟剤の効果やメリット、デメリットを理解することで、今では毎日の洗濯物の仕上がりが全くと言っていいほどフワフワで気持ちの良い仕上がりになりましたよ!
まずは是非、今お使いの洗剤成分を確認し、間違いがないかチェックしてみてください!