エアコン掃除にスプレーはNG??故障の原因と正しいお掃除方法
エアコン掃除をする時に、自分で掃除するのは大変そう、と思っても、プロに洗浄を依頼するのはお金もかかるし、頻繁には頼めないですよね。
そんな時、自分で掃除する時にお安く利用できる市販のエアコン洗浄スプレーですが、気軽に使えると思ったら困った原因にもなりかねないんです。
なにも知らずに洗浄スプレーを使おうとすると、使用方法によっては故障や水漏れなどのトラブルを起こしてしまいます。
せっかく手軽に掃除しようと思ったのに、修理や買い替えでかえって高くついてしまうのではがっかりですよね。
そんなことにならないように、洗浄スプレーを上手に使うための情報を紹介させていただきます。
なぜ故障の原因と言われているのか?
エアコンの故障原因はいろいろありますが、洗浄スプレーを使って起こると考えられるのは、電装部分を濡らしてしまうことで起こる故障と、流れていく汚れがホースに詰まり水漏れをおこしてしまうことです。
また、ほこりやカビなどの汚れを洗浄スプレーだけで落とし切れず、洗浄液が熱交換器の中に残ってしまうことがあります。
そこに残ってしまったほこりやカビ、洗浄剤によってさらにカビが発生してしまいます。
エアコンの仕組みを知る
掃除の方法などご説明していく前に、エアコンの中の大切な部品を説明しますね。
1、フィルター:空気が吸い込まれる入口にあり、中がホコリだらけになってしまうことを防ぐ
2、フィン(熱交換器):取り込んだ空気を冷たくしたり、暑くしたりする
3、ファン:勢いよく回転して風を起こし、温度調節した空気を吹き出す
4、ドレンホース:エアコンの中の水や汚れを外に流し出す
エアコンには、ドレンホースがついているタイプとついていないタイプがあります。
ドレンホースを通じて排水できない場合、中で詰まってしまい故障の原因に…
製品により、ドレンホースがなくても本体底にドレン用のゴム栓などがついているものもあるので、そのタイプなら使用可能です。
スプレーを使った正しいお掃除方法
1、エアコンの電源を切り、コンセントを外す。
通電していると感電してしまうこともありますので必ず電源は切りましょう!
2、換気する
洗浄剤は速乾性のものなので締め切った室内で使用すると気分がわるくなることも。
3、周囲が汚れないようにエアコン周囲に新聞紙やタオル、ビニール袋を敷く
壁紙やカーテンなど色落ちしたりシミの原因になります。
4、エアコンのカバーを開く
5、フィルターを外す
フィルターは掃除機などでホコリを吸い取るとある程度きれいになります。
6、フィン部分(熱交換器)に5㎝ほど離れたところからスプレーを噴射する。
電飾部は濡れると故障の原因に!電飾部を避けてスプレーしましょう。
7、洗浄後15~20分放置。
乾燥するまで放置します。
8、電源を入れ送風で1~2時間運転し換気する。
しっかり乾燥させてから電源を入れましょう。
※ドレンホースが詰まってしまったら…
洗浄スプレー後、汚れが流れ、ホースが詰まってしまう、詰まりかけてしまう場合もあります。そうなると水漏れの原因となり、本体が故障してしまうことにもなりかねませんね。
そんな時にはドレンホースクリーナーと言われるグッズを使用して詰まりを解消することができます。
操作は難しくありませんが、それでも詰りが解消されない場合はプロの方に依頼して詰まりを解消してもらう必要があります。
おわりに
洗浄スプレーを使って起こると考えられる故障がいくつかあることがわかりましたね。
電装部分を濡らしてしまうことで起こる故障と、汚れがホースに詰まり水漏れをおこしてしまう、汚れを落とし切れず、洗浄液が熱交換器の中に残ってさらにカビが発生してしまうということがわかりました。
それを防ぐために、電装部を濡らさないように注意しながら洗浄スプレーを使用し、よく乾燥させてホースの詰まりを確認してから使用することが大切だとわかりました。
最近は冬の暖房や、加湿機能、花粉やハウスダストなどによる病気を防ぐための空気清浄機能など、年中活躍するマルチ家電にもなっていますよね。
エアコンの掃除は定期的に行わないと効率が下がってしまい、エアコン効果や電気代にも影響が出てきてしまいます。
自動お掃除機能付きのエアコンも発売されていますが、メンテナンスをして長く使えるようにしていきたいですね。