大掃除で洗濯機の周りの掃除をしたい!ところで洗濯機の置き場どうする?
洗濯機周りっていざ掃除しようと思っても洗濯機が邪魔で掃除できないですよね。
どうやって洗濯機を動かせばいいか分からない方も多いはず!
そんな方のために洗濯機の上手な動かし方と注意点をまとめました。簡単にできるので是非参考にしてみてください。
重い洗濯機、どんな風に動かす?
お掃除の前に洗濯機周りの掃除をしないことで引き起こす問題点をお話しします。
【排水口が詰まる】
洗濯機から出る水は衣類から出る汚れ・繊維くずなどでとても汚れています。それをそのまま放置していると排水する事が出来ず、排水口が詰まり最悪の場合水漏れになる可能性があります。
【悪臭がする】
洗濯機の下に広がる汚れから悪臭がしたり、排水口の臭いが上がってくる場合があります。
【チョウバエ発生につながる】
チョウバエは溜まった汚れが発生源です。キッチンの排水口のヌメリや浴槽の底に付着した汚れから発生します。
このように洗濯機回りや排水口も汚れが溜まるとチョウバエが発生する事があります。
こういったことにならないように年に一度は洗濯機周りの掃除をおすすめします。ではまず、洗濯機の動かし方から説明しますね。
〈洗濯機の動かし方〉
・水を抜く
排水ホースに水が溜まっていると重たいし、そこから水がでる場合があるのでしっかり排水します。
水道の蛇口をしっかり閉め、給水ホースを洗濯機側から抜きます。給水ホースには圧力がかかっているので蛇口側からではなく、洗濯機側から外すのがポイントです。
給水ホースの取り外しでは水が飛び出すのでタオルを当てておくと安心です。あとはナットを緩めて外し、その後蛇口側を外します。
洗濯機を排水ホースの方向に傾けて、水を抜きます。
・排水ホースを抜く
排水ホースの中に水が出る場合があるのでガムテープでホースの先端を固定しておきましょう。
・電源コードを抜く
感電事故を防ぐために電源を抜きます。
・アース線を取る
アース線は電源コンセントの下に付いている緑の線のことです。マイナスドライバーやドライバーで金属端子を緩めます。
アース線を引っ張って取り外します。
左右に持ち手があるのでそこに手を入れて、しっかり持ちます。
一人でも運べますがかなり重たいので、出来れば2人以上で運ぶ事をおすすめします。
洗濯機の4本の脚のうち1本を支点にして少しづつ動かせば意外と簡単に動かせます。
右、左と片方づつゆっくり動かします。前にずらしても横にずらしてもどちらでもOKです。
洗濯機の適切な置き場とは?
【全部をパンの外に出さない】
パン(洗濯機を置いている白い台)がある場合は洗濯機全部をパンの外に出すと戻すのが大変になるので、一部分だけを出すようにします。
洗濯機を動かす時の注意点
【強引に動かさない】
実際に動かしてみて無理だと感じたらやめましょう。故障の原因や洗濯機に傷がつく場合があります。
【かさ上げ台を使う】
毎回洗濯機を動かして掃除するのは大変ですよね。
そんな方には「かさ上げ台」の設置をおすすめします。
洗濯機を洗濯パンの隙間ができるので、物を落としてもすぐに拾いやすいし、通気性が良くなるのでカビの発生も防いでくれます。かさ上げ台はホームセンターで購入できます。
〈お掃除方法〉
洗濯機を動かすことができたら、掃除をしましょう。
と言っても洗濯パンは雑巾を使って拭けば綺麗になります。
次に厄介な排水口の掃除方法を説明します。
排水口の蓋を取ります。蓋は持ち上げるだけで簡単にとれます。
蓋を外すと排水トラップという部品があるのでそれも外します。左にカチッと回せば取れる仕組みです。
外した蓋や排水トラップをバケツに入れ、重曹を振りかけてしばらく置きます。そのあと歯ブラシ等で擦り綺麗に洗い流します。
排水口の中にも重曹を振りかけて放置します。その後50℃以上のお湯でしっかり洗い流します。
重曹が残っていると排水口のつまりの原因となるので綺麗に流しましょう。
せっかく取り外したので排水ホースも掃除します。重曹をお湯で溶かしたもので洗い流すだけです。
あとは排水トラップと蓋を元に戻せば完了です。
一つ忘れがちなのが洗濯機の裏側です。ここも埃が溜まっているはずなので洗濯機を動かしたついでに綺麗にしておきましょう。
長い棒にストッキングを巻き付けて掃除すると、静電気の力で埃が取れやすくなりますよ。
ここまで終わったら、すべて元通りにします。給水用ホースを蛇口につけ、水道を開けてみて水漏れがないか確認します。
あとはアースとコンセントをつければすべての作業が終了です。
〈まとめ〉
・洗濯機周りの掃除をしていないと排水口が詰まったり悪臭の原因になるので1年に一度はお掃除しましょう。
・洗濯機の重さは30㎏から40㎏ほどあるので、無理をせず2人以上で動かしましょう。
洗濯機周りはどうしても衣類についている髪の毛や埃が溜まってしまいがちで、掃除は本当に面倒ですよね。ですが、やってみると意外と簡単で綺麗にできます。湿気と埃は放っておくと頑固な汚れになってしまうので、小まめなお掃除で綺麗にしちゃいましょう。