石鹸カスを掃除するには?クエン酸で悩まない!知らなきゃ損ですよ!
クエン酸が石鹸カスの掃除に使えるのはご存知ですか?
もうお風呂掃除の為に洗剤を買う必要はありません。
人にも環境にも優しいクエン酸を使ってお掃除しましょう。
石鹸カスはなぜしつこいの?
お風呂の椅子や洗面器、浴槽は掃除しているはずなのに、いつの間にかザラザラしたり白い汚れがついてしまいます。
この汚れをスポンジで擦っても取れない白い汚れが石鹸カスです。
石鹸カスは石鹸の成分と皮脂汚れや水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムと反応することで発生します。
また、小さくなった石鹸が取れなくなったものも石鹸カスとなります。
石鹸カスは放置しておくとカビやヌメリの原因となります。しっかり掃除して綺麗にしましょう。
クエン酸ってそもそもどこにあるの?値段は?
クエン酸はレモンや梅干しなどの柑橘類に含まれる成分です。
クエン酸にはカルシウムの吸収を助けたり、疲労回復、動脈硬化予防などの効果がありますが掃除にも使う事が出来ます。
クエン酸は水に溶けると酸性になり、アルカリ性の汚れを分解してくれます。
石鹸カスはアルカリ性なので酸性のクエン酸を使ってお掃除しましょう。
クエン酸はドラッグストアや100円ショップで購入できます。クエン酸の代わりにお酢でも代用できます。
クエン酸を使った簡単掃除の手順とは
〈軽い汚れの場合〉
比較的軽い汚れの場合にはクエン酸スプレーで掃除します。
クエン酸スプレーは水500mlにクエン酸小さじ2を混ぜてスプレー容器に入れます。
①汚れが気になる箇所にスプレーし、5分程放置します。
②スポンジで擦り、シャワーで流すと綺麗に落とせます。
〈しつこい汚れの場合〉
酷い汚れの場合にはクエン酸パックをしましょう。
①汚れの効きなる場所にクエン酸水をスプレーし、キッチンペーパーを敷きます。
②キッチンペーパーの上からもう一度クエン酸スプレーを吹き付けて、その上にラップをかけ、30分程放置します。ラップを使うことで隙間に入り込んだ石鹸カスもクエン酸水が浸透します。
③スポンジで擦り、シャワーで流せば完了です。
〈頑固な汚れの場合〉
スポンジに粉のクエン酸をそのままつけて優しく擦ります。
〈クエン酸ペースト〉
クエン酸水や粉末そのままよりもペースト状にすることで汚れに密着してくれ、クレンザーのような役割をしてくれます。
①ペースト状になるようにクエン酸を少量の水で溶かします。
②気になる部分にクエン酸ペーストを付けて、ブラシで擦ります。
③汚れが落ちたら水で流します。
〈重曹と併用する方法〉
上記の方法でも取れない石鹸カスには重曹とクエン酸を併用しましょう。
①石鹸カスが見えなくなるくらいに重曹をふりまけます。
②重曹の上からクエン酸水をかけます。こうすることで、炭酸ガスが発生して汚れを落としてくれます。
③しばらく放置してから洗い流します。
〈浸け置き洗い〉
クエン酸の浸け置きは、シャワーヘッド、椅子やフタ、洗面器、おもちゃを掃除する時に効果的です。
①浴槽にお湯を溜めてクエン酸を溶かします。使い終わった残り湯でもOKです。
②クエン酸の濃度は水100ℓに対して200gですが汚れが酷い場合には濃くしても構いません。
③洗いたい物をいれて数時間放置します。
④水で流せば綺麗になります。
〈クエン酸掃除の注意点〉
①大理石やアルミ製品、タイルの目地には変色する可能性があるのでクエン酸は使えません。
②クエン酸は酸性なので塩素系漂白剤と一緒に使うと有毒ガスが発生します。塩素系の洗剤との併用は絶対しないでくださいね。
③クエン酸水やクエン酸パックで掃除をするときは乾燥する前に洗い流すようにしましょう。クエン酸は汚れを浮き上がらせるだけなので、放置してしまうと汚れがそのまま固まってしまいます。
〈石鹸カスを防ぐ方法〉
普段から石鹸カスをお風呂場に残さないようにすることが大切です。
なので、お風呂を使った後には必ず床・壁にお湯をかけ石鹸カスを流しましょう。
その後に、水シャワーでもう一度床・壁を流して浴室内の温度を下げ、しっかり換気をします。
こうすることで、石鹸カスだけでなくカビや雑菌の繁殖も抑えられます。少し面倒な作業ですがお風呂掃除に手間がかかるよりはいいですね。
まとめ
お風呂場に限らずどんな汚れも蓄積前に掃除するのと蓄積してから掃除するのとではお掃除をする労力も時間も少なくて済みます。
しつこく頑固な石鹸カスでもクエン酸や重曹を使えば綺麗に落とす事が出来ます。
お風呂場は毎日使う場所なので、綺麗にして気持ちいいお風呂タイムにしましょう。