七夕飾りってどう処分したらいいの? ゴミに出すしかない?
七夕祭り。
あれやこれやと考えて、短冊に書き始めた子どもたちの姿は、真剣そのもの。
さて、問題は七夕祭りが終わった後。
「七夕飾りって、どう処分すればいいの?」と、ちょっと困ってしまう方も多いのでは?
実は私も同じでして・・・。
そこで、どんな方法があるのかなと思い、調べてみました。
七夕飾りの処分方法って、ひとつだけじゃなかったんです!
これから紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
使用済みの七夕飾りは神社でお焚き上げをしてくれる場合も
神社にお焚き上げをお願いできれば一番ですよね。
【まず地元の神社に問い合わせを】
なにはともあれ、七夕飾りの処分方法に困ったら、地元の神社に問い合わせてみてください。
飾りを持参すれば、お焚き上げしてくれる神社もありますよ。
【郵送も可能】
郵送でお焚き上げをお願いできる神社もあります。
地元の神社でお焚き上げをしていない場合は、検討されてはいかがでしょう?
私が探したところ、3カ所見つかりました。
1.宮城県仙台市にある「大崎八幡宮」
2.岡山県井原市にある「星尾神社」
3.福岡県古小郡市にある「七夕神社」 正式名称は媛社(ひめこそ)神社
郵送できるのは「短冊」のみになります。
お焚き上げを依頼したい方は、一度連絡をとってみてくださいね。
【その他の方法】
今すぐ処分しなくても大丈夫という方なら、短冊をしばらく保管しておき、古いお守りなどと一緒に神社へ納める方法もあります。
<初詣の時に持参する>
年末年始の神社には、古いお守りやお札を回収する専用箱がおかれています。
そこへお守りなどと一緒に納めればOK。
<どんと祭に持っていく>
小正月には「どんと祭」「どんと焼き」などと呼ばれる火祭りが開催されます。
その日に短冊を持参するのもよいでしょう。
当日に行けない場合でも、お祭りの日が近づくと回収箱がおかれますので、そちらへ納めれば大丈夫です。
地域によっては七夕飾りを川に流す習慣があることも
昔は、七夕飾りを川に流して処分するのが一般的な方法でした。
現在でもイベントとして、川流しを行っている地域があります。
富山県高岡市では、「七夕 川流しフェスティバル」として七夕飾りの川流しを行っています。
川流しをしている地域は、ほかにもあります。
イベントに関しては、お住いの地域で開催されるかどうか、観光協会などへ聞いてみてくださいね。
ただ、イベントとして流す場合でも、川下で回収作業を行っているようです。
自然環境を守るため、現在は川に流して処分することはできません。
個人で川流しをするのだけは、やめましょう。
七夕飾りを燃えるゴミに出すときの注意点
おそらくではありますが、役目を終えた七夕飾りは燃えるゴミに出す、という方が一番多いのではないでしょうか。
燃えるゴミにそのまま出したからといって、何か問題があるわけではないのですが・・・。
子どもが書いた短冊をほかのゴミと一緒に処分してしまうのは、どうも気が引けるというのは私だけではないはず。
【お清めをしてから処分する】
古いお守りを自分で処分する際は「お清め」をします。
お守りと同様に、短冊もお清めをしてから処分しましょう。
気分的にもスッキリしますよ。
<お清めの方法>
白い紙と塩を用意します。
精製塩には浄化作用はないとされているため、塩は天然塩(粗塩など)を用意しましょう。
天然塩は100円ショップのものでも十分です。
白い紙の上に、短冊をのせ、塩をひとつまみかけます。
そうしたら白い紙で短冊を包み、燃えるゴミとして出すだけです。
<白い紙じゃないとダメ?>
「白」というのは、浄化作用のある色なのだそう。
ですので、お清めには白い紙を使うのがベターといえます。
紙の種類に決まりはないので、習字の半紙やコピー用紙でも大丈夫です。
ちなみに、笹はお清めする必要がないので、折って小さくしたら燃えるゴミとして捨てます。
【子どもにも話をしてあげよう】
小さいお子さんなら、ごみと一緒に短冊を燃やされることが悲しくなることもありますね。
お子さんに気づかれないよう、こっそりゴミに出してしまう方もいるようです。
あとでお子さんが気にしているようなときは、
「願いごとが天に届くよう、飾りは焼いてもらったんだよ」
と、お話してあげてくださいね。
大きなお子さんであれば、きちんと理由を話し、お清めをしてゴミに出すところまで教えてあげるのもよいと思います。
七夕という行事についての勉強にもなりますし、環境問題について考えるきっかけにもなるかもしれません。
まとめ
七夕飾りの処分方法は?
1.神社でお焚き上げをしてくれる場合もあり。
・まずは地元の神社に問い合わせを
・郵送でお願いできる神社もあり
・年末年始に神社へ持参してもよい
2.七夕飾りの川流しは、
昔は一般的であったが、イベントとして行っている地域がある。
イベントの有無は、地元の観光協会などへ確認を。
3.七夕飾りを燃えるゴミに出すときの注意点
・そのまま出しても問題はないが、気が引ける場合はお清めを。
・処分については、子どもにも話してあげよう。
いろいろ紹介しましたが、何より大事なのは、
「短冊に書いた願いが、天に届きますように・・・」
という気持ちだと思います。
子どもたちが「最後まで楽しかった」と思える七夕にしてあげたいものですね。