異年齢だからこそ!一緒に楽しく過ごせるふれあい遊び大全集
保育園や幼稚園でも、異年齢交流が盛んになってきていますね。
年齢が違うお子さんを一緒に遊ばせるのに、みんなで楽しく過ごせる方法を探している先生や保護者さんへ、現在は小学生の子を持つママ、保育園時代に保護者会役員経験もある私が、いくつか紹介していきますね。
【小さい子が多い時にも】室内メインの異年齢ふれあい遊び
室内での遊びなら、まねることを基礎において、その年齢ごとに出来ることを増やすのがおすすめです。
・歌とダンス
ちゃんと出来なくてもいいんです。見よう見まねで、小さい子も大きい子や大人のすることを見て、一緒に楽しんでくれます。
知ってる歌を歌いながら、または流しながら、思いっきり体を動かすだけでも、十分楽しいんです。
・おままごと、ごっこ遊び
小さい子は大きな子や大人のまねをして、世の中を学んでいきます。
小さい子どもが多いと役割分担や役の変更は難しいかもしれませんが、ごっこ遊びを通して、挨拶をすること、ルールを作って守ることなどを学んでいきます。普段の自分とは立場が違う役をするのも、人生の経験ですよ。
・手遊び歌
室内遊びの定番、複数人で遊ぶときの定番の1つ、手遊び歌です。
最初は大人が歌う係りになると思いますが、歌詞をアレンジしてオリジナルソングにするのもいいですね。
頭と指先を同時に使うので成長を促しますし、そもそもたくさんの種類がありますので、簡単な歌から難しいものまで年齢にあわせて遊べます。
・宝探しゲーム
部屋の中、など範囲を決めて、事前に決めておいた宝(ぬいぐるみなど)を隠します。そして、みんなで宝を探すゲームです。
年齢が上の子は「このくらいなら相手の年齢でも探し出せるかな?」と考えたり、下の子にも隠してもらうことで成長の変化も見えます。隠すものの大きさを変えるだけでも、年齢にあわせた難易度の変更が出来ます。
・ばくだんゲーム
音楽を流しながらボール(ばくだん)を回していき、音楽が止まったときに持っていた人が負け。ルールが簡単なので、年齢差が合っても大丈夫。体格差も気になりません。ただし、あまり少人数では寂しいかもしれません。
【全員走って遊べるなら】体を動かす異年齢ふれあい遊び
屋外なら、年齢・体格・体力の差に配慮して遊ぶことを考えます。
・転がしドッジ
ドッジボールのアレンジ版で、ボールを転がしてプレイします。
ボールを投げないので小さな子でも比較的安全です。大きな子は小さな子には配慮することを覚え、小さな子は大きな子に負けじと頑張ります。変形ドッジは、独自ルールを作ってアレンジがしやすいのでお勧めです。
・手つなぎ鬼ごっこ
普通の鬼ごっこを、鬼役も逃げる役も複数人で手をつないで遊びます。
年齢が違う子ども同士でチームになれば、互いを気遣うことになりますよね。また、早く走ることが難しいので、年齢差を感じることなく楽しめると思います。
・もうじゅう狩り
動物の名前の文字数と同じ人数のグループを作るゲームです。
歌もあるようですが、名前を言うだけでも遊べます。動物がたくさん出てくる絵本を読みながらも楽しめそうですね。子どもたちに名前を挙げてもらうのもいいです。
・木の中のリス
三人組を作りながら、鬼役の指示で動きを変えたりチームを変えたりするゲームです。
言葉を聞いて、すばやく判断、行動をするゲームなので、ルールの理解と年上の子どものアドバイスが必要です。普段はなじみのない子ども同士でも、仲良くなること間違いなし!
異年齢・兄弟間で楽しく遊ばせるためのコツ
異年齢で遊ぶことには、メリットデメリットがあります。
・メリット
上級生は、責任感が生まれる、分かりやすく説明するなど言葉を選んだり考える力がつく、年下から慕われることで自己肯定間が育つ。
下級生としては、上級生に対する憧れや尊敬の気持ち、まねをすることでたくさんのことを学ぶ、刺激を受ける。
など
・デメリット
大きな子は、下の年齢に合わせる事でつまらなく感じる子や、負担を感じる子もいるかも。
小さな子は、お兄ちゃんお姉ちゃんとの体格差に怖がってしまうかも、怪我や事故の可能性もあり。
など
異年齢で遊ぶ、兄弟間で遊ぶコツは、互いの年齢でも楽しめる工夫、互いが協力し合えるルール作り(二人で一組など)をすることです。
互いを思いやることで、違いを受け入れたり、相手の立場を考えられるようになり、心が成長するのです。
異年齢と関わりたくない子どもへの配慮もいると思いますが、無理強いをせずに本人の気持ちを受け止めてあげることも大事です。
年上だから我慢しなくてはならない、年下だから何をしても許される、なんてことは決してありません。それぞれの立場や主張を尊重してあげましょう。
まとめです。
1、 室内での異年齢ふれあい遊びは、まねることから始める
2、 屋外での異年齢ふれあい遊びは、年齢差を考えたルール作りを基盤とする
3、 異年齢交流のメリットデメリットを理解し、みんなが楽しめる環境を作る
上記の例には、ある程度の人数がいる場合に適した遊びも含まれています。兄弟間など、少人数の遊びを探していらっしゃる方は、これらを参考に独自ルールでアレンジをしていただければ、と思います。
これぐれも事故や怪我には十分気をつけて、子どもたちの成長を見守っていきましょう!