毎日のことだから、一番いい方法を!新生児の顔の洗い方マニュアル!
大人でもきめ細かいきれいな肌を「赤ちゃん肌」というように、つるつるスベスベで潤いにあふれているイメージの赤ちゃんのお肌ですが、実際はとてもデリケートなんです。
「赤ちゃんの洗顔も石鹸が必要なの?」
「シャワーで流してもいい?」
「きれいにしてあげたいのはもちろんだけど、どうしていいのか分からない。」
悩む新米ママやご家族の皆さんに、生まれたばかりの赤ちゃんの洗顔方法について、お母さん8年目の私がエピソードを交えて、詳しくお伝えしていきます!
準備するもの
新生児は、体は小さいのに汗腺の数が大人と変わらず、また皮脂の分泌が多いのに代謝機能が未発達のためにその皮脂が毛穴に詰まりやすい状態にあり、その上自分では顔や体を洗うことが出来ません。
また、よだれやおっぱいで口の周りが汚れがちです。
特に生後3ヶ月くらいまでは肌トラブルを起こしやすいので、肌荒れや湿疹を防ぐためにも、正しいスキンケアが必要です。
赤ちゃんの洗顔は、乳児湿疹の対策に行うものです。
赤ちゃんの洗顔を沐浴と同時にするとしたら、次のようなものが必要です。
・ベビー用ソープ、石鹸
・沐浴布
・バスタオル
・オムツ、着替え
・ベビー用保湿剤
・ベビーバス
私はマニュアルどおりと言わんばかりに、1ヶ月はしっかりと沐浴布を使ってベビーバスに入れていました。
ソープや石鹸は、ぜひとも赤ちゃん専用のものを選びましょう。
大人用では刺激が強すぎます。
沐浴以外で、顔だけを拭いてあげたいという時は、ガーゼなど柔らかい布を濡らして、もしくは温めてやさしく拭くようにしましょう。
お口周りの汚れを拭くぐらいのときは、私はおしりふきを使ったこともあります。
おしりふき、という名前のもので顔を拭くことに抵抗があるママもいらっしゃると思うので、自己判断でお願いします。
洗い方の順番
では、順に洗い方を紹介します。
簡単に言えば「泡をつけて洗う、ガーゼを使ってぬぐう、お湯で流す」の3ステップです。
ゴシゴシこするのではなく、やさしく拭くようにします。
洗い方の具体的な例です。
・石鹸の場合は、しっかり泡立てます。初めから泡で出るソープを使うのもお勧めですよ。
・ほっぺ、おでこ、あご、鼻などに泡をつけて、指の腹を使ってくるくると洗います。
泡で包み込むような感じで。
・ガーゼを濡らして軽く絞り、パーツごとにガーゼでふき取ります。
・拭くたびにガーゼをお湯でゆすいで、また絞ります。
・ふき取る→ゆすぐ、を繰り返して、全体の泡をふき取ります。
・目の周りには泡はつけずに、ガーゼで拭うだけにします。
※目は片方ずつ、ガーゼの使う面を変えるか、ゆすいで使ってください。
・口の周り、小鼻の辺り、Tゾーンは凹凸が細かいので、ほっぺやおでこよりも丁寧に拭います。
・耳の後ろも忘れずに。
・洗い残しがないように、最後にもう一度全体的に拭きます。
注意としては、手が動かせる月齢になったら石鹸に手が行く、ということです。
ご存知の通り、赤ちゃんは手をすぐに口に持っていくので、石鹸を食べてしまう可能性があるのです。
出来る限り早く洗ってあげる、手の動きを制限できるように抱っこする、などの対策をしてみてくださいね。
洗い残しやすすぎ残しは、肌トラブルの原因になります。
湿疹の予防のための洗顔が、原因になってしまっては元も子もないです。
しっかり洗い流してあげましょう。
石鹸が必要か否か、は、医師によっても指導が変わるようです。
私は泡で出る赤ちゃん用ボディソープを使っていましたし、使ってあげたほうがいい派です。
ママによって考えがあると思いますし、アトピーやアレルギーの心配がある可能性もありますね。
迷ったり困ったら、検診のときなどに専門家に相談してみるといいですね。
湯すぎ方は!?
沐浴と同時に行う洗顔だと、シャワーを使って洗い流すことが出来ます。
温度や水の勢いを確認してから、赤ちゃんに優しい水量を顔にかけてあげます。
そのときに注意するのは、口と耳です。
目は自然と閉じます。羊水の中にいたから平気だそうです。
が、耳は自力で閉じることは出来ませんし、口はなぜか閉じません。
お湯と一緒に石鹸も飲んでしまう可能性があります。
プールのコーチに「泣いてるということは息を吐いてる状態だから、泣いてる瞬間に水をかける」という技を聞いたことがありますが、わが子は、この方法ではうまくいきませんでした。
だから、私からのアドバイスは、口と耳に注意してください、です。
シャワーの温度や水量に不安がある場合は、洗面器に汲んだお湯でももちろん大丈夫。
必ずきれいなお湯を用意して、やさしくかけてあげてくださいね。
さて、ここまで洗い方を紹介してきましたが、もう1つ重要なことがあります。
沐浴後、洗顔後の保湿です。
新生児は、意外と乾燥しています。
私も実際に出産してみて「赤ちゃんて、ふわふわすべすべのお肌じゃないの?」と初めて知ったのですが、とても乾燥しやすいです。
そこで、洗顔後の保湿が非常に重要になります。
肌に適切な水分や油分が必要だというのは、大人のスキンケアと基本的には同じですね。
お風呂上りすぐ、出来れば5分以内に赤ちゃん用の保湿ローションなどをつけます。
顔の数箇所に点々と乗せ、くるくると伸ばすイメージで塗ってあげます。
この時も洗顔同様、耳の後ろや小鼻周りを忘れずに。
保湿は、沐浴の後だけではなくオムツ替えの際などにも、こまめに行ってくださいね。
まとめ
1) 赤ちゃん専用のボディーソープや石鹸、保湿剤を揃える
2) 赤ちゃんの洗顔は、湿疹予防ということを知る
3) 泡で包み込むように洗い、濡らしたガーゼでふき取る、が基本の洗い方
4) シャワーでやさしく流すのもよし、すすぎ残しがないように注意する
5) 入浴後、洗顔後の保湿も重要だと知る
乳児湿疹は、大体生後3ヶ月で治まるといわれています。
それでも、あまりにひどい場合や心配な場合は、病院にかかるようにしてください。
また、赤ちゃんのスキンケアは親子のスキンシップの大事な時間でもあります。
手早くきれいに洗ってあげるには多少のコツと経験が必要ですが、将来のお子さんの肌のためにも、一日でも早く、正しい洗顔をしてあげてくださいね。