実はコツがあった!読書感想文の書き方 中学生編
読書感想文ってどうかけばいいのか分からなくて困っていませんか?
苦手な方には苦痛な宿題ですよね。
しかし、今回は先生に感心してもらえるような読書感想文の読書感想文の書き方とコツをご紹介します。
・読書感想文の書き方その1 感想のテーマを決めよう
読書感想文というのは何かテーマを選んで、それについて自分の思うことを書きます。
読書感想文が苦手な方はテーマ選びがうまくいっていないのかもしれません。書きやすいテーマは「家族」「命」「友情」などです。ではさっそく書き始めてみましょう。
まずは読書感想文を書き始める前に読んだ本の「あなたが心を動かされたページ」「疑問に思ったところ」「これは誰かに伝えたい」と思った部分に付箋を付けましょう。
①まず、印象に残った部分を抜き出して、自分の考えを書きましょう。最初に読んだ時の印象が大切です。
②作品を読んで思い浮かぶ体験を書きましょう。自分と似ている所を探してみると書きやすいです。
③主人公が大切にしていることを自分なりに考えてみる。「もしも私が主人公だったら」と書いてみるのも良いです。空想をふくらませて書いてみましょう。
④作品を読む前と読んだあとで自分がどう変わったか、プラスになったことやマイナスになったことを書きます。印象が変わったのなら、何が原因で変わったのかを書きましょう。
⑤これからどうしたいか、自分の将来について思うことを書く。
⑥タイトルは最後に書きましょう。
本を読んで「感動しました」で終わるのではなく、どうして感動したのか、読書を通じて自分はどのように変わったのかを書くことによって素晴らしい感想文になります。
・読書感想文の書き方その2 出てくるキャラに共感しよう
読書感想文を書く際の最大のコツは「自分の体験」と「本で読んだ内容」を結び付けることです。その為、どのような本を選ぶかも大切ということです。
読書感想文での本の選びのポイントは「本の主人公と共感できる本」「あらすじを読んで面白いと思った本」「好きな作者が書いた本」など日常生活でよく目にしたり、触れ合う機会が多い本を選ぶことです。その方が感想文を書きやすくなります。
①読書をしている時にメモをしておきます。
メモをせずに本を読み終えてしまうと、書きたいことを忘れてしまいます。
メモなので突飛な感想でも構いません。たくさんメモしておくことで文章がすらすらと書けます。
メモが書けたら「これを一番言いたい!」という場所を〇で囲み印をつけておきます。この〇をした個所は最後にまとめて書きましょう。
②主人公と自分を比較することも大切ですが、あえて他の登場人物にも目を向けてみましょう。
本を読んでいると大抵は主人公の目線で物語が進んでいきます。
主人公ばかりでなく他の登場人物目線で本を読んでみると新しい発見があります。
他の登場人物からの目線で文章を書くとオリジナルで面白い作品になります。
③誰に向けて書くのか決めましょう。
特定のだれかに向けて話すように書いてみましょう。
身近な人でも良いですし、大好きな人でもいいです。
その人に話すように書くとあなたの思いや感情が素直に表現されたに表現された良い文章になります。
④次に思ったことを素直に書きましょう。
「先生に褒められよう」「いい文章を書かなくちゃ!」とすればするほど、かえって面白くない文章に仕上がってしまいます。
自分が本を読んで、悲しかったことや悔しかったことを書いてみましょう。
ネガティブな気持ちを素直に伝えれば書きやすいです。
⑤「なぜ?」と思ったことも書いてみましょう。
そうすれば、あなたの感情が出て、読んでる人にも面白い文章になります。
⑥「○○したいと思った」などと書いたのであれば、実際に行動に移してみましょう。
行動してみて思った通りだったのか違っていたのかを書いて締めくくりましょう。
・読書感想文の書き方その3 中学生らしい簡単な表現で
ある程度文章の構成が決まったら実際に原稿用紙に書いていきましょう。
1度で書ける自信がない方はノートに下書きをしてみると良いです。
①まず、本との出会いや読もうと思ったきっかけを簡単に書きます。
「友達に勧められて」「お店で見かけて」など、本に関わる自分に体験や考えを書きましょう。
出来るだけ前向きな理由が良いです。
②本を読んで自分の感じたことを友達や家族に話してみます。
昨日見たテレビの内容を教えてあげるような感じで大丈夫です。
どういえば相手に伝わるのかを考えることで頭の中を整理できます。
その時にたくさん質問してもらうと自分の考えがより深くなります。
③本のあらすじを簡潔に書きます。本を読んでいない人に、簡潔に書きます。
長くダラダラと書かないようにしましょう。
④本を読んで印象に残った場面を書きます。
⑤どうして印象に残ったのか?どうしてそう思ったのかを書きます。
⑥そこから自分の体験を書きます。体験が見つからない場合は、自分ならどうするかと考え、本と自分を比較したことを書きます。
⑦一番心に残ったセリフを引用する。「」(かぎかっこ)を使ってセリフを書きます。
その部分は自分が何かを強く感じた所だと思います。このセリフを聞いてどう思ったのかも書いてみましょう。
なにが、どのように面白かったのか、なぜ自分はそのセリフに惹かれたのかというように書きます。
そこに自分の体験したことを絡めればさらに書きやすくなります。
⑧本文が完成したら最後にまとめを書きます。
まとめのポイントは「本を読んでどのようにかわったのか」「本で学んだことを活かしてこんなことをしたい」などを書けば大丈夫です。
〈最後に〉
本当にちゃんと読書感想文が書けるか心配になっていませんか?
でも大丈夫です。
書いているうちに不思議と文章はまとまってきます。
読書感想文をすべて書いたら最後に書いた文章を読み直し、間違いがないかや読んでいて矛盾がないか、漢字は正しく使えているかなどを確認しましょう。
そうすれば立派な読書感想文のできあがりです。
まとめ
・読書感想文のテーマは「家族」「命」「友情」にすると書きやすいです。
・読書感想文を書くコツは「自分の体験」と「本で読んだ内容」を結び付けることです。
・本を読んで自分の感じたことを友達や家族に話してみると自分の考えが見えてきます。
読書感想文を書くのは本当に大変ですよね。
私自身も学校の宿題の中で感想文が一番苦手で、あらすじばかり書いていた思い出があります。
ぜひ、今回ご紹介したコツを理解して、今までとは違った読書感想文を仕上げましょう!
自分の考えを深めることで新たな自分の発見も出来るかもしれません。頑張って面白い読書感想文を書いてくださいね。