「縦割り保育」「異年齢保育」のおすすめ集団遊びやゲームをご紹介!
最近よく聞かれるようになったのが「縦割り保育」や「異年齢保育」です。
これらは、その名のとおりさまざまな年齢の子供たちをいっしょに保育するという保育方法です。
取り入れている保育園が増えていますが、みんなで遊ぶときにはどんなことに注意をしたらいいのでしょうか。
また、どんな遊びをするといいのでしょうか。
おすすめ集団遊びやゲームをご紹介していきます♪
近年増えている縦割り保育・異年齢保育の特徴とは?メリット・デメリットについて
まず、縦割り保育・異年齢保育についてお話しましょう。
縦割り保育・異年齢保育とは、年齢ごとにクラスを分ける従来の保育と違って、違う年齢の子供をいっしょに保育することをいいます。
少子化が進み、兄弟姉妹がいる子供が少なくなってきているので、違う年齢の子供と接する機会を持つために、取り入れる園が増えているんですね。
縦割り保育・異年齢保育のクラス分けにはさまざまな方法があります。
たとえば、
・0~5歳の子供を同じ割合で集めてクラス分けをする。
・0~3歳の低年齢の子供で1クラス、3~5歳の高年齢の子供で1クラスにする。
・保育園全体をひとつのクラスにする。
など。
また、縦割り・異年齢のクラスで毎日過ごす保育園や、1週間のうちの何日かを縦割り・異年齢のクラスにする保育園など、異年齢の子供と過ごす時間も園によって違います。
娘が通っていた保育園では、おうちの人が迎えに来て園児の数が減ってくる16時からの時間帯と、土曜日の預かり保育のときは園児をひとつの教室に集めて保育していました。
これも「異年齢保育」のひとつです。
では、そんな縦割り・異年齢保育のメリットとデメリットをいくつかお話ししたいと思います。
●メリット
違う年齢の子どもといっしょにいると、年上の子は自然と年下の子にいろいろ教えたり、年下の子を守ったりすることができるようになります。
年下の子と接するときにはどんなことに注意したらいいのか、どんなふうに話したらいいのかなどもわかるようになります。
また、年下の子のお世話が上手にできて先生に褒められと、自信にもつながります。
異年齢保育によって年上の子には責任感や思いやり、社会性が身についていくのです。
そして、年下の子にとっては、年上の子が近くにいることは大きな刺激になります。
少し年上の子は憧れの存在で、同じことを自分もやってみたいと思ったり真似をしてみたりします。
また、少し大きくなってくると、年上の子を見て年下の子への接し方を学ぶこともできるようになります。
いいことばかりのようですが、デメリットもあります。
●デメリット
・危険が伴いやすい
年齢が近い子だけのクラスを保育するときと比べて、危険度が増すことがあります。
年上の子が赤ちゃんを抱っこすると言っても、体重差があまりない場合もあります。
また、大人と同じくらいの配慮ができるわけでもありませんので、年上の子が年下の子のお世話をするときや、一緒に遊ぶときなどに配慮が必要になります。
・子供のストレスになる
年上の子に意地悪された、年下の子のペースに年上が我慢する、など、気持ちがうまく通じなくて子供がストレスを感じることがあります。
衝突することで学ぶこともありますが、ただただ理不尽だと感じてしまうとどうすることもできなくてイライラしたりすることもあります。
そこは、先生が目を配って必要に応じて仲裁をしたり、なだめたりする必要があります。
年齢が違くてもみんなで楽しめる!異年齢保育におすすめな集団遊びやゲームの特徴は
異年齢保育では注意するポイントもいくつかありますが、子供にとっていいこともたくさんあります。
そこで、異年齢クラスでみんないっしょに遊ぶための工夫や注意をいくつかお話ししましょう。
・年齢の特性
年上の子がリーダーになれる遊びだと年下の子も入りやすくなります。
年上の子がかけ声をかけたり、みんなを導いたりできるような遊びがおすすめです。
・ハンデ
小さい子にはハンデをつけましょう。
・必要に応じてルールを変える。
鬼ごっこでは鬼役の子だけ帽子をかぶってわかりやすくするとか、かくれんぼでは年上の子と年下の子がペアを組んで行動をするとか、異年齢で遊ぶときだけルールにひと工夫しましょう。
・ゲームの時間は短めに。
走ったりして体を動かすゲームをするときは、1ゲーム5分ぐらいにしましょう。
あまりたくさん走ると年下の子が疲れたり、長い時間だと飽きたりすることがあるからです。
・みんなが楽しめるように。
年下の子が置いてけぼりになるゲームや、年下の子に合わせすぎて年上の子が楽しめないゲームなどは避けましょう。
みんなが楽しめること、結局はこれがいちばんだと思います。
縦割り保育・異年齢保育におすすめな集団遊びやゲームをご紹介!いろいろあります♪
では、実際にどんな遊びがいいのか、いくつかご紹介したいと思います。
●絵本の読み聞かせ
年上の子のなかで字が読めるようになった子がいたら、年下の子に絵本を読み聞かせてもらいましょう。
擬音が多くて小さな子が興味を示しやすい絵本がおすすめです。
●ごっこ遊び
子供はごっこ遊びが大好きです。
みんなに役をふってごっこ遊びをしてみましょう。
お店やさんごっこや保育園ごっこだと、小さい子も参加しやすいですよ。
●おえかき
みんなで大きな紙に自由に絵を描くのもいいですね。
年下の子が書いた線や丸に年上の子が絵を描き足して完成させたり、年上の子が描いた絵に年下の子が色を塗ったり、みんなで楽しめる方法がたくさんありますよ。
まとめ
娘が保育園に通っていたとき、お迎えが遅かったので夕方は小さな子と同じ教室で待っていました。
娘がまだ小さかったときは年上の子にたくさんかわいがってもらい、大きくなった娘は年下の子をたくさんかわいがりました。
そんななかで、年上の子に生意気な口をきいて怒られて泣いたり、年下の子が娘の髪についていたゴムを離さなかったときはじっとしていなきゃいけなかったり、学んだことも多かったようです。
先生にとっては大変な面もあるとは思いますが、異年齢の子と過ごす時間があることはとてもいいことだと私は思います。