ダサくなく悪目立ちしない初盆での服装とは!?マナーや準備するもの注意点もご紹介します!
初盆は故人にとっては一度しかないものなので、きちんとお参りやお供えをしたいですよね。
お葬式なら喪服と決まっていますが、初盆の服装は何を着ればいいのか悩みますよね。
初盆の服装や準備するもの、香典などのマナーについてまとめました。
嫁ぎ先の初盆!!好感度の上がる服装
初盆の服装は喪服が基本となります。
ただ、お盆は夏の暑い時期にあたるため略式礼装の形式で行う家も増え、それに併せて訪問する側も略式礼装に合うる場合も増えてきています。
略式礼装とは、一番簡単な礼装のことを指します。
略礼装はカジュアルなスタイルというのが一般的な考え方です。
服装選びのポイントは屋外と室内を出入りすることもあるので調節できるものを選ぶと良いでしょう。
〈女性〉
・黒やグレーのワンピース、スーツ、アンサンブル(膝や肘の見えないもの)
・ジャケット(肌の露出が少なく襟元の詰まったデザインのもの)
中にシャツを着る場合は白無地で装飾のないものにします。
・黒いストッキング
・黒い靴
・パール1連のネックレス、パールのイヤリング
ワンピースだとゆったりしているので長時間の正座も苦になりません。クーラーの効いた部屋に行くこともあるのでジャケットは必ず持参しましょう。
〈男性〉
・ブラックスーツ
・白無地のシャツ
・黒やダークのネクタイで柄は控えめなもの。ネクタイピンはつけない。
・黒の靴下、靴
〈子供〉
・学生服
ない場合は黒やグレーなどのブレザー、ズボン、ワンピースなど
・白や紺の靴下
・黒やこげ茶の靴
〈注意点〉
夏場なので暑いですが上着を着用します。
薄い色のスーツやワンピースだと汗染みが目立つことがあるので注意しましょう。
お化粧は控えめにして髪が長い方は一つにまとめて清潔感を出す。
エナメル等の光沢のあるものやヒールの高すぎる靴、サンダルやミュール等のつま先が出る物はNGです。
バッグは金具が付いているものや、派手な装飾の物も控えます。
初盆って何をするの!?
お盆は7月または8月の13日から16日頃までに行う祖先の霊を供養する行事です。
故人の死後(四十九日を過ぎてから)初めて迎えるお盆は特に「新盆」や「初盆」といい、僧侶を招いて丁寧に供養します。
初盆には近親者や親族だけでなく友人や知人も参列することがあり遺族にとっては忌明け後に行う本格的な法要の1つです。
初盆の法要の流れはまず仏壇や仏具を清めます。
お盆の入りに、精霊棚を作って供物をお供えし、僧侶を呼んでお経をあげます。その後参会者で食事をとるという流れになります。
初盆に覚えておきたい大人のマナー
【持ち物】
〈御仏前〉
御仏前の金額は5千円から1万円が一般的です。のしの表書きは仏式では「御仏前」「御佛前」、神式では「御玉串料」「御神前」「御供物料」として水引の下にはフルネームを書きます。
水引は双銀、黒白、藍銀、黄銀、白黄の結び切りものを使います。関西では黄銀、黄白を使う場合が多いです。
のし袋に入れるお札は汚れていたり、しわの多いものはもちろんですが新札も失礼になります。
新札を使う場合は二つに折ってから入れるようにしましょう。お札の向きは顔を下にして、封を切って取り出した時に表が見えるように入れるのが良いです。
〈お供え物〉
2000円~3000円程度の菓子折り。
水ようかんやゼリー、ジュースの詰め合わせなどの季節を感じるものや線香や蝋燭がおすすめです。
暑い時期なので生ものは避けましょう。
お花をお供えしたいのであればブリザーブドフラワーなどのアレンジフラワーが良いです。
き菓子折りの外側には「御供」「御供物」ののし紙を付け、水引は結び切りにします。水引は双銀、黒白、藍銀、黄銀、黄白にします。
〈エプロン〉
手伝いをする予定であれば黒か白のエプロンを持参しましょう。
シンプルな物でレースなどが付いていないものが良いです。食事の支度から子供のお世話、お膳の準備や後片付けなどをしている最中にも服が汚れることがあります。
〈ハンカチ〉
汗や手を拭くものとは別に白や黒のハンカチがあると正座をするときの膝の目隠しとして使えて便利です。
【準備する事】
〈白提灯の準備〉
初盆では普段の盆提灯に加えて白提灯を使います。
盆提灯は仏壇や精霊棚の両脇に置くことが多いですが、白提灯は祖先が帰ってくる目印になるので玄関や軒先に置きます。
白提灯はお盆が終わると送り火として燃やしたり、お焚き上げをしてもらいます。
〈初盆見舞いのお返し〉
出席して頂いた方には返礼品をお渡しします。菓子折りやお茶、タオルが多いです。持ち帰ることを考えて重い物や大きい物は避けましょう。
〈お布施の用意〉
僧侶を呼ぶのでお布施を忘れないように用意します。金額は3万円~5万円が多いようです。
まとめ
細かい初盆の作法は宗旨、宗派によって異なるので僧侶や親戚の人に確認するようにすると良いです。
初盆での服装は夏場でも基本は喪服です。メイクや髪型も地味なものが良いとされています。
きちんとしなければと考えすぎてしまいますが、一番大切なのは故人を忍ぶ気持ちです。