年金なんて払いたくない!でも払わないとどうなるの?

私達の老後に欠かせない年金制度。
あなたの給与からも毎月天引きされていませんか?
ニュースを見ていると、「年金をもらえる年齢が上がる」「払った分だけ年金はもらえない」など、ネガティブな情報で溢れています。
「そんな事になるなら、年金なんて払わなくてもいいでしょ?」
その気持ち、すごく分かります。
年金に対して疑問に思っているのは、あなただけではありません。
納付率は年々下がっており、2018年からは厚生労働省と日本年金機構が国民年金の未納対策を強化したぐらいですからね。
「年金の支払いは国民の義務」なので、逃れられない現実があるのです。
実際に督促される現場を私は見てきましたので、ありのままの実態をご紹介していきたいと思います。

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ざっくり解説!年金制度について

「そもそも年金制度の仕組みをよく知らない!」
誰かが詳しく説明してくれるわけでもないので、意外と知らない人も多いのではないでしょうか?

年金制度は、今働いている世代が支払った保険料を、仕送りのように高齢者などの年金給付にあてるという「世代と世代の支え合い」という考え方で成り立っています。
これを賦課方式といいます。
だから、今あなたが納めている保険料(年金)は、今のおじいちゃんやおばあちゃんの年金となって給付されているわけです。
今後、少子化によって保険料を納めてくれる人が減るため、必然的にもらえる年金額が減ってしまう状況に陥っているのが現状です。

現在も65歳からの受給が一般的ですが、若い世代の人の場合は「70歳からもらえる」という認識でいた方が良いでしょう。

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年金ってどれくらいもらえるものなの?

もらえる年金は、あなたが国民年金・厚生年金のどちらに加入しているのか、収入はどれくらいなのかによっても大きく変わってきます。
基本的には、加入期間が長ければ長いほどもらえる年金が増えます。
1年加入し続けるごとに、年間約2万ずつもらえる年金が増えると思ってください。

例えば、ご夫婦の場合。
旦那さんが23~60歳まで会社で働き、年収は500万くらいで厚生年金をずっと納めていたとします。
奥さんは23~30歳まで働き、そこから結婚して旦那さんの扶養になりました。
すると、夫婦で月約22万の年金がもらえる計算になります。

これは、あくまで1例です。
正確な金額を知りたい場合は、定期的に送られてくるハガキ「ねんきん定期便」で確認するようにしましょう。
私としては、お勧めしたいのは「ねんきんネット」です。
登録しておけば、WEB上で加入履歴やもらえる年金などを確認する事ができますよ。

年金を払わないとこうなる

年金と言うと、「高齢になった時にもらえるお金」というイメージが強いですよね。
でも、実は老齢年金以外にも、状況によってもらえる年金があります。

・重度の障害を負ってしまった時に受け取ることができる「障害年金」
・大黒柱が亡くなった時に残された遺族が受け取ることができる「遺族年金」

あなたが病気になって働けない状態である時や、残されたご家族が生活できるようにするためにも年金制度は大きな支えになります。
なので、万が一納めていないと、この制度は一切使えない事になります。

また、会社勤めの場合は厚生年金で強制的に天引きされますが、自営業や学生などの場合は国民年金を自分自身で納める必要があります。
これを放置していると、まずは電話や文書などで支払うように通知が来るはずです。
可能であれば、その時に納付するようにしましょう。

それでも年金を払い続けないと…

私が会計事務所に勤めていた時、自営業で奥さんの国民年金を納めていない人がいました。
もちろん、無理をすれば納付できましたが、経営状況は決して良いとは言えず、毎年厳しい状況にありました。

まずは、最初に電話で連絡が来ました。
次に、黄色の紙に「督促状」というタイトルで、「○○までに納付するように」と文書が送られてきました。もし応じない場合は、「強制的に財産を差し押さえる」とまで書かれていたのです。
その顧客は慌てて、今支払えるだけのお金をかき集めましたが、それを待たずして、今度は役所の人が実際に顧客の店まで催促に来ました。

「それは自営業だからでしょ?」と思われるかもしれませんが、年収300万円ほどでも対象になりますので、フリーランスの場合は注意するようにしましょう。
催告書が届いた場合、支払いを無視すると延滞金まで取られてしまいます。
厚生年金でも国民年金でも「保険料を納付しなければいけないもの」と考えておいて下さいね。

どうしても年金が払えないときは

経済的に厳しい場合は、保険料免除や猶予制度もあります。
免除される金額は、全額、4分の3、半額、4分の1の4つです。
あなたの収入に家族構成によって判断されますので、「失業してしまった」「仕事がみつからない」などの状況に陥ってしまった場合は、近くにある年金事務所に電話で相談してみて下さい。

もしくは、役場に直接相談しても良いでしょう。
該当する場合は、あなたの町の役場の国民年金窓口へ申請書の提出をして下さい。
忘れず提出する事で、もらえる年金額も変わってきます。
ちなみに、申請書は日本年金機構の公式HPからもダウンロードできますよ。
(参照:https://www.nenkin.go.jp/shinsei/kokunen.html)

さいごに

年金の納付は、日本に住んでいる限り逃れる事はできません。
けれど、受給年齢が上がったとはいえ、どんなに歳を重ねても受給し続けられる保険制度は年金だけです。
ただでさえ、生活保護を受給している高齢者も増加傾向にあります。
楽しい老後生活を送るためにも、「年金は義務」と割り切って、収入を増やしていく事を今から考えてみてはいかがでしょうか?

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