停電したのにブレーカーが落ちていないときの対処法
寒くなり暖房が欠かせない季節になってきました。
冬になると何かと電気を多く使うため、ついついブレーカーが落ちてしまう!なんてこともあります。
時にはブレーカーが落ちていないのに電気がつかないなんてことも?
その停電は単に電気の使い過ぎによるものではない場合もあるのです!
漏電?ヒューズ切れ??落雷!?
今回はブレーカーが落ちていないのになぜか電気がつかない場合の原因や対処法をお伝えします!
ブレーカーには実は3種類ある
ブレーカーには3種類あることを知っていましたか?種類が違うといっても違う場所にあるわけではありません。
ブレーカーには3種類のつまみがあり、停電した原因によって操作する場所が違います。
1. アンペアブレーカー
一般的なブレーカーの1番左にあるつまみで使用できるアンペアを超えると落ちてしまう仕組みになっています。周りの街灯はついているのに家の電気がつかない場合に1番に確認する場所ではないでしょうか?
各家庭によって契約しているアンペア数が違いますのでわからない方は電力会社に問い合わせてみましょう。
2. 漏電ブレーカー
漏電ブレーカーはアンペアブレーカーのすぐ右隣にあるつまみです。
赤のボタンがついている場合もあります。
漏電を感知した場合に火災や感電事故を防ぐために電気を遮断する役割を果たしています。
3. 安全ブレーカー
これは場所ごとにつまみがあるもので、その場所の電気を使い過ぎた場合に落ちる仕組みになっています。故障が起きても感知してくれるようです。
ブレーカーが落ちていないのに電気がつかない理由
いきなりぱっと電気が消えたのでブレーカーを確認してみるとどれも落ちていない・・・。
そんな時は何が原因なのでしょうか?
一般的に電気が遮断される主な原因は
① 電気の使い過ぎ
② 異常な電流の感知
③ 漏電
④ 断線
⑤ 送電停電(災害や電力会社の問題)
などがあげられます。
この中でブレーカーが落ちて電気が遮断されるものは1.2.3.ですがその他はほとんどの場合ブレーカーは落ちません。なのでブレーカーが落ちていないのに電気が使えないときの主な原因は
断線や電力会社の何らかのトラブルによるものだと考えられます。
家電製品のコードや内部の電線が断線している場合は触ったり無るに使用したりするととても危険です。断線が見つかった場合はすぐに使用を中止しましょう。
また周りの家や近くの街灯も停電している場合は、電力会社側のトラブルか、近くの電柱・電線の故障などが考えられます。まずは契約している電力会社に連絡をして電気が使えないことを伝えましょう。近くの電線が切れてしまっている場合もあります。その場合は近づかず電力会社の人が来てくれるのを待ちましょう
電気がつかないときはココをチェック!
電気がいきなり使えなくなってしまったときはまず何が原因なのかを突き止める必要があります。
アンペアブレーカーが落ちていないか
アンペアブレーカーが落ちてしまっているときは、家全体の電力の使い過ぎが考えられます。不要なコンセントを一時的に抜いたり使用を中止するなどして、つまみを上にあげましょう。
安全ブレーカーが落ちていないか
各部屋ごとのブレーカーをチェックして落ちている部屋のコンセントをすべて抜いてからブレーカーをあげます。その部屋で同時に使用する電気量が多すぎるときに落ちてしまいます。
使っていないものは電源を抜くなどして制限をしてください。
この時に真ん中の漏電ブレーカーも一緒に落ちていないか確認しましょう。
漏電ブレーカーとともに落ちている場合はその部屋で漏電が見つかったサインです。
電力会社に連絡をしましょう。
周りの家や街灯が切れていないか確認する
周りの家や街灯も消えている場合は、電力会社のトラブルか、近くの電線が断線していて電気の供給ができない状況かもしれません。
理由がはっきりわかっているものについては電力会社の対応を待ちましょう。理由もなく停電したり、切れている電線うを見つけた場合などは速やかに電力会社に連絡をし対処してもらいましょう。
家電が漏電している可能性もある
ブレーカーが落ちてしまう理由の一つとして家電の漏電があります。
どの箇所で漏電しているかを調べるには
① 漏電ブレーカーのスイッチは落としたまま各部屋ごとに分かれているブレーカー(安全ブレーカー)をすべて落とします。
② 漏電ブレーカーをあげてから安全ブレーカーを一つずつ上げていきます。
この操作をして一つの個所で漏電ブレーカーが落ちてしまったらそこが漏電している箇所です。
漏電している部屋が分かったら次はどの家電が漏電しているか調べます、
その部屋の電気製品すべてのコンセントを抜き、一つずつ電源を入れていきましょう。漏電している家電に通電した瞬間にまたブレーカーが落ちるのでわかりやすいと思います。
漏電していなくても梅雨の時期や加湿器の使用などにより家電内部が濡れていても漏電ブレーカーが落ちてしまう事があります。その場合は湿気を取り除いてから再度コンセントを差して使用できるかどうか確認してみましょう。
漏電の修理は自分でできる?
漏電の修理は個人でするのはとても危険です。治ったと思って使い続けていると火災につながることもありますので業者に任せるなどの対応をお勧めします。
まとめ
今回はブレーカーが落ちていないのに停電してしまった場合の対処方法をご紹介しました。
ブレーカーにはアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーの3種類がある
ブレーカーが落ちていないのに停電しているのは電力会社の不具合か電線が切れているなどの理由
電気がつかないときは電気を使い過ぎていないかチェック
家電が漏電している場合のブレーカーの落ちかたを知っておくと便利
漏電の修理はプロに任せよう!
生活に必要不可欠な電気。
停電してしまう原因やブレーカーの働きなどを知っておくと万が一の時にとても役立ちます!