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高齢者の一人暮らしの生活費はいくらあると安心?


定年退職後は若い頃に諦めていた趣味に没頭する人もいれば退職金を使い海外旅行に行ったり、または退職後も働いたりと老後の過ごし方は人それぞれですが、長年勤めた会社を定年退職し、その後の人生を一人暮らしするとなると老後の生活費はいくらあると安心できるのか気になりますよね。

貯金額や年金も人それぞれ違いますが、貰える年金が低いとこの先どうやって生活していくのか路頭に迷ってしまうなんてこともないわけではありません。現に今後年金は確実に減るので、安定した生活を求めるには最悪な状況になるかもしれません。

今現在年金受給者で年金暮らしをしようと考えていた方とお話したことがあるのですが、現実的に貯金がないと年金だけでは生活が成り立たないとおっしゃっていました。自宅菜園をするなど、お金がかからないよう工夫して生活しているという人も沢山いらっしゃいます。

ですから早めに老後の生活費はどのくらい必要なのか確認しておくことが大切です。
まずは一人暮らしに必要な月々のお金はどのくらいかかるのか見てみましょう!そして、ゆとりある生活を送るために資金計画をたてるお話しなどをしていきます!

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高齢者の一人暮らしに必要な月々のお金

自分の老後はどんな人生なのだろうと、具体的なイメージがわかず、金銭面もどの程度かかるのかと誰しもが不安だと思いますが、老後一人暮らしにかかる費用は人それぞれ生活スタイルが違うので大きく差がでてきますよね。総務省の29年版「家計調査報告」によると、単身世帯60歳以上の老後の月平均金額は15〜17万円という統計が出ています。月々の支出は以下を参考にしてください!

・食費……………………36,604円
・住居費…………………15,372円
・光熱費•水道費………12,928円
・家具・家事用品…………6,195円
・被服•履物……………4,341円
・保健医療費……………8,167円
・交通費・通信費………14,370円
・教養娯楽費……………17,546円
・交際費…………………18,232円
・その他の支出…………32,834円
合計……………………166,589円

項目に住居費がありますが、持ち家でローンが終わっていれば管理費だけとなるので支出が下がります。注意したいことは今後消費税が10%になることにより支出が確実に上がるため費用が高くなるでしょう。分かりやすい例として保険医療費です。消費税が10%になることにより2019年10月より、初診料2880円(60円増)、再診料730円(10円増)と割増になることが決まっています。

上記の金額はあくまで平均の金額であり、毎月かかる費用が多いか少ないかは、今現在のあなた自身の家計の支出からある程度予測できるのではないでしょうか。

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ゆとりある生活をするために必要なお金

老後の「ゆとりある生活」とはどういうものを想像しますか?人により考え方は様々ですが、一般的に定年退職後は必要最低限の生活をするために働き、給与を得るために再就職をすることなく、自身の趣味や娯楽に使える時間や金銭があることだと考える方が多いと思います。要は金銭的な全く不安がない老後を過ごせることが「ゆとり」ですよね。

先程一人暮らしに必要な月々のお金は15〜16万円平均でかかるお話をしましたが、どのくらいの貯蓄があればゆとりのある生活を送れるのでしょうか?まず定年退職と同時期に老齢年金がもらえるようになりますが、原則として65歳になると給付されます。

※原則65歳から給付される老齢年金を65歳より前にもらい始めることもできます。これは「繰上げ受給」という制度で、このやり方をすることにより早く年金を受け取ることはできますが、繰上げした分年金額が減額するので注意が必要です。

現在、老齢厚生年金を受給している国民の平均額は月に144,903円と言われています。(年金額は勤めていた期間と給与の金額で変わりますので給付される年金額に幅があります。)月々必要な生活費と、貰える年金額を比べてみると2〜3万足らないですよね。

やはり年金だけのやりくりで生活を工面することは、かなり厳しいように感じます。ある企業が単身者の方にゆとりある老後の生活に必要な生活費についてアンケートを行ったことがあります。一番多かった回答は最低限の生活費プラス5万〜8万円必要とのことでした。

日々の生活のやりくり含め、土地や住宅を持っていれば固定資産税の支払いや自動車の所有があれば自動車税の支払い、生命保険料や健康保険料、冠婚葬祭でかかる費用など出費は様々です。今後もしも、あなた自身が病気になってしまった場合などを考えると、やはり毎月20〜25万円あると少し安心ですね。

90歳になるまでの資金計画を立てよう

では、ゆとりある老後生活を送るためにはどのくらいの資金を貯めておけばよいのでしょうか?あなた自身が60歳で定年退職するとします。その後30年間(90歳)の資金計画を立てるとなると、一体いくらになるのでしょうか。今回は「最低限の生活費プラスゆとりある生活費」として例として1ヶ月25万円、平均年金額と大体の退職金額を元に計算してみます。

1ヶ月25万円×12ヶ月×30年間=9000万円
65歳から年金1ヶ月15万円×12ヶ月×25年間=4500万円
あなたの退職金=相場2000万円

9000万円−4500万円−2000万円=2500万円の資金が必要となります。

あなたがどんな老後を望むかにより金額は変わってきますが、これほどの大金になるのです!資金計画を立てるにあたって、時蓄えていた老後資金が底をついてしまい高齢破産してしまうケースも少なくありません。セカンドライフが悲惨な目に遭わないためにも、余裕を持たせて資金計画を進める必要があります。

どれぐらい老後の生活にむけて貯蓄が必要か少しわかってきたのではないでしょうか。
ではどうしたら上手く貯蓄することができるかですが、積立型の生命保険に加入する方法が無理なく続けられる方法です。掛け捨て型の生命保険とは違い、解約するとある程度のお金が戻ってくる積立型の保険はいざというときの保障にもなりますし、貯蓄としての期待もできます。今のうちから、自分の年金は将来いくらもらうことができるのか、退職金はいくらなのかなど将来を見据えて資金計画を早いうちからしていくことをオススメします!

賃貸マンションに住む場合

退職後に賃貸マンションに住む人は、持ち家の人に比べると住居費は月平均5万円となり、最初に紹介した住居費よりも約3万円高くなります。これでは最低限の生活費が上がってしまいメリットは全くないように感じますが、賃貸マンションならではのメリットがありますよ!

例えば、老後思うように体が動かなくなってしまった時に持ち家の場合は玄関や階段の段差が高くリフォームしなければ住みづらい環境だったり、段差につまずいて転倒してしまう恐れがありますが、賃貸マンションでバリアフリーであれば問題なく生活することができますよね!全体がフラットなので万が一車椅子になってしまっても移動も簡単ですし共用スペースは管理会社が掃除するなど、高齢者にとっては賃貸マンションに住む条件としてメリットがたくさんあるのです。

他には、これからかかる生活費を少しでも抑えたいと考えた場合に家賃が比較的安い場所に引越しをすることにより生活の不安が少なくなるので、将来的にバリアフリー賃貸マンションに住む希望があるなら早めに色々な物件を見ておくとよいでしょう。

簡単生活費シミュレーションを利用してみる

一人暮らしに必要な月々の費用や資金計画をしていくお話など、平均的な金額でお話してきましたが、実際あなたが毎月かかる生活費を元に、老後かかる生活費と必要な貯金額を簡単に計算シミュレーションしてみる方法があるのをご存知ですか?

年齢などを入力すると、これから老後にむけて月々いくら貯金しなければいけないのかも計算することができます。いずれおとずれるであろう定年退職後の自分自身のために今から貯蓄できるものは早々に始めるようにし、第2の人生をエンジョイできるような資金計画を進めていくことができれば、リタイア後にお金がなくて困るという心配もないのではないでしょうか。色々な生活費シュミレーションがありますので、是非一度検索してみてくださいね!

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生活

Posted by いろいろ娘。